日曜サービスは、教会員たちの結び付きを保持する要となるものです。サイエントロジーの場合はさらに、教会員や訪問者が、その後自分たちの人生を向上させるために実際に役立てることのできる真理が提供されます。また、これらのサービスに参加することによって、不滅の魂としての自分の存在に関する真実を経験することもあるでしょう。参加した人それぞれが、そのようなインスピレーションと希望のメッセージとともに、サイエントロジーの日曜サービスを後にします。
サイエントロジー教会の日曜サービスの構成は次の通りです。サイエントロジー教会の信条が読み上げられます。サイエントロジーの創設者であるL. ロン ハバードの著作に基づく講話が与えられるか、ハバードによる講演の録音が流されます。さらに、サイエントロジーの精神カウンセリングが参加者全員に対して提供されます。また教会の催しや事業についての告知もあります。サービスは常に祈りで締めくくられます。
サイエントロジー教会の信条
日曜サービスでは毎回、最初にサイエントロジー教会の信条が読み上げられます。この文書は、教会の精神的な目標を表明し、教会の社会的な使命のあらましを再確認するものであり、教会員がこの宗教への献身をあらためて深める機会となります。
講話
サイエントロジーでは、人は、この宗教の教典に含まれている原理と実践を通して、他の人たちに対する行いを通して、またサイエントロジー教会の信条に述べられているような行動の規則に従うことで、自分自身の精神的な未来を決定すると考えます。したがって日曜日の講話は、主として、サイエントロジーの重要な原理や実践に関連する主題を扱い、それと日常生活とのつながりを検討します。聖職者がここで最終的に目指しているものは、出席者それぞれが、サービスの間に学んだ真理によって精神的な意識を高め、そうした真理を自分の人生にどう適用するかについての理解を深めてから家路に着くことです。
L. ロン ハバードの講演
サイエントロジーは20世紀に生まれた宗教であるため、そのすべての教典がもともとの書かれた文書および話された言葉を忠実に再現しています。その点で、世界の主要な宗教の中でも類を見ないものです。これらの言葉は、書かれた通り、話された通りに保存されてきましたし、これからも常にそうです。これも、この時代に利用できる技術のおかげです。L. ロン ハバードは3000以上の講演を世界中で提供しました。ハバードはこれらの講演で、その発見について、またその発見に至る調査の過程について詳しく述べています。その大半がサイエントロジーの原理を取り挙げたものです。日曜サービスでは、しばしばこれらのひとつが選ばれ、流されます。
グループ・オーディティング
オーディティング(「聞く」という意味のラテン語「audire」から来ている)として知られる精神カウンセリングは、サイエントロジーの核となる宗教的実践です。ですから、オーディティングが日曜サービスに必ず含まれるというのもごく当然のことと言えます。聖職者がグループに対するオーディターになります。そして、特にグループに対して行うのに適した、またその日に予定されている講話に合わせたオーディティングを提供します。グループ・オーディティングは、一連のオーディティングの指示から成ります。それは人の意識を向上させ、その人が自分の環境とより良いコミュニケーションを取れるようにするものです。最も重要なことは、それは個人を助け、その人を物質宇宙の物質的な悪影響から解放し、それによって自らの精神としての意識を取り戻す力を高めるということです。
告知
サイエントロジストはこの宗教の実践に積極的に取り組んでいますが、その実践には、この世界を人類すべてにとってよりよい場所にするというサイエントロジーの目標も含まれます。そのため、日曜サービスに出席している人の多くが地域社会への奉仕活動や慈善行為に参加します。サイエントロジー教会はこうした活動によってもよく知られています。したがって、聖職者はその務めの一環として、教会が参加している地域貢献事業や活動について教会員に知らせます。その上で、彼らがこれらの活動に貢献するよう促します。
祈り
日曜サービスの締めくくりに、聖職者は「完全なる自由への祈り」を朗読します。